【印鑑の製作】

プラネットゴールドでの印鑑の製作は、最初は木型を使った鋳造を行いました。

しかし、製品の中心部分に気泡が入ってしまい、丸棒を切断すると穴が空いてしまっている状態になりました。その後も木型や鋳造方法を変えて作りましたが、すべて失敗に終わり、印鑑としての製品化は不可能と思われました。
その後、中心部の空洞は無くなったものの、周囲の気泡は無くなりません。表面を鏡面研磨をしてみると、気泡が直径で1ミリに満たないような気泡でも、それがありますと、側面・上面等に「目立つキズ」となって現れます。

気泡を無くすことが常に最大の課題でした。「ス」と言われる気泡は、鋳造のときに発生するガスによって起こり、型に流し込むときにうまく処理をしないと製品の中に入ったままになってしまいます。

そのため、1,250℃で鋳造するときの溶けた金色合金の湯の流れをコンピュータでシミュレートしたり、金型鋳造や押し出し等の製造方法を研究したりする日々が続きました。

その後、コンピュータの解析や鋳造方法の見直し等により、気泡が含まれないムク材としての印材が完成することとなったのです。

金色印鑑が簡単に作ることのできない、非常にレアな印鑑だと言えるのは、素材の研究だけでなく、丸い棒を作る技術も研究を重ねたという理由によります。